天職に巡り合うことができました ── 名古屋サービスセンター
フェラーリ パーツ

─ 前職の経歴について

前職は輸入車ディーラーでサービステクニシャン(メカニック)として7年間、車検・点検・一般整備を行っていました。
また取り扱いブランドでは、サービステクニシャン認定試験制度があり、日々進化する車のメカニズムを各分野(エンジン・エレクトロニクス・ランニングギヤ・ギヤボックス・エアコン)に分け、それぞれの認定試験にすべて合格した者が「テクニカルマイスター」という資格を得ることが出来ます。
とても大変でしたが取得することができ、当時国内では女性初のテクニカルマイスターになりました。

─ 転職をしようと思ったきっかけは何ですか?

輸入車が好きで、自動車国家整備資格のほかに独自の認定資格を取得し、実車を触りながら日々スキルアップする中で、大衆車でも普段使いでもなく、とにかく独自性が強く1台1台にこだわり抜いたブランド(車)も勉強してみたいと思うようになりました。

─ 数ある企業の中で、コーンズ・モータースを選んだ理由は何ですか?

上記転職理由から、コーンズが扱う車両が視野に入るようになり、これまで主にV6までを触ることがほとんどでしたので、V8・V12またドライサンプ・リヤエンジンという、今まで整備経験のなかったエンジンにも興味がありました。
転職意思が固まりつつあったときに、偶然ネットでコーンズ名古屋サービスセンターOPENに向けての募集を見つけ、コーンズを受けてみることにしました。

─ 入社前と入社後でのギャップはありましたか?

コーンズと前会社のギャップというよりは取り扱いブランドの様々なギャップに、同じ輸入車とはいえ当初は驚くことばかりでした。
コーンズへ入社した当初、FerrariとMaseratiを扱う部署にパーツ&ワランティ担当として配属になりました。
Ferrariでは、ちょうどFerrari Japanが立ち上がった頃で、まずはメーカーから開示されている不具合情報、技術的な資料、パーツの供給、メーカーシステムサイト、テクニカルサポート...想像以上に驚くことばかりで、そこにたまらない魅力とやりがいを感じました。
「前職での経験を活かしながらやったらすごく面白いかも!」「Ferrariという個性の強いブランドをもっとあらゆる方向から知りたい!」と思うようになりました。
すべてにおいて今まで当たり前にあったことが無かったり、色々と模索しながらの業務が、新たなブランドに没頭するきっかけの1つになりました。

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─ 現在の仕事内容について

現在はパーツ担当として、パーツ見積・パーツ外販・パーツ仕入/発注・パーツ関連メーカー問い合わせ・在庫管理・パーツ回転率/各パーツ購入のコントロール・レセプションエリアのアクセサリー展示などを行っています。
最近では GENUINEアクセサリー販促やサービス入庫促進に繋がるよう、業務の合間に SNSを活用するなどして今までやったことのないサービスからのアプローチを試みています。
また、オフィシャルブログとFacebookの更新(共に毎月7の付く日「7日」「17日」「27日」に更新)、Instagramの更新(1~3日間隔で更新)、車検・点検DMへ同梱するチラシの作成(サービスからの情報配信)なども行っています。

─ 仕事の大変さはどんな時に感じますか?

現在、パーツの専任となりましたが、フェラーリの新車時から内外装を自分好みに発注できるクルマなので、仕様が一台一台異なる中でオーダーされたパーツを正しく発注しなければならず、車両オプションの知識は想像以上にとても重要になります。
部品単価が桁違いに高いこともあり発注ミスをして不良在庫をふやさないように、常に「慎重に」「正確に」「再確認」と日々気をつけています。
そういった大変さがやりがいでもあります。

─ これまでで最も印象に残っているエピソードはありますか?

2018年3月の社員総会にて、当時の猿丸社長から【社長賞】を頂いたことです。
「GENUINEアクセサリー販促目的」で書き始めたコーンズオフィシャルブログの更新を評価してくださり、7の付く日の連続更新、内容についても本当に有難いお褒めの言葉を頂きました。
また今までなかった【社長賞】というものを特別に作ってくださり、突然のサプライズでいただけたことにとても驚き嬉しかったです。
その日は家庭の事情で会場には居なかったのですが、受賞があった時間帯に私の携帯電話へ短時間でたくさんのメールが届いており、「受賞おめでとう!」と皆から写メ付のメールがいくつも送られてきて、そこで初めて受賞したことを知りました。
名古屋支店だけではなく、他拠点の仲間からも「おめでとう!」という温かいメールをたくさんいただいたことは本当に嬉しく忘れられない思い出となりました。

─ コーンズどんな会社だと感じていますか?

自分が仕事に対して こうした方がより良いのでは..と思ったことや新たにやってみようと思ったことを実行できる職場(会社)だと思います。
効率アップやスキルアップのために、今までやっていること(流れ)を変えることは、どんな事でもすごく労力がいることです。
ましてや結果が出るか出ないか分からない中で、提案したことに コーンズはいつも「まずはやってみよう!実際に試してみよう!即実行!」そう言って貰える会社であり、在籍年数や立場など関係なく意見を聞いていただけて、良いと思うことはすぐに取り入れて実践に移す、今まで私が経験したことのない会社だと感じています。
とても長い歴史があり大きな会社だからこそ、確立されたピラミッドがあって、それに従って..という勝手なイメージがありましたが、実はそうではなくてとにかく会社の思考が自由で柔軟性があり、スタッフ皆が生き生きしていて仕事に対する社員のモチベーションも明らかに違うと感じました。

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─ 職場はどのような雰囲気ですか?

名古屋支店のスタッフはモチベーションがとても高いので、日々勉強していないと周りについていけないと感じながら仕事をしていると思います。
現場では和気あいあいとお互いにリカバリーしながら各自やるべき業務をこなし、また車好きのスタッフばかりなので、仕事以外でも車の話で盛り上がっています。
コーンズでは各支店のブランドごとに部品担当者が配置されており、関東・中部・関西とそれぞれ離れてはいますが、コミュニケーションはしっかりとっています。
例えば棚卸という半期に一度の大イベントの際には、大変な時だからこそ互いを気に掛けたり、監査が終われば「お疲れ様でした~!」と電話で話すこともあります。
やはり同じ業務をしているからこそ日々感じることが同じだったり、同じ業務をしているからこそ、会話をする事でちょっとホッと出来たり…と皆優しくいつも心強い存在です。

─ 仕事と生活の両立はいかがですか?

現実のところ、仕事(8):家事(2)で両立は出来ていませんが、好きな仕事に就くことをバックアップしてくれる環境(家庭)にあるので特に支障はありません。
休日は、日頃出来ない家事をこなしながら愛猫2匹に癒され、趣味の車でドライブに出かけたりとガレージライフを満喫しています。

─ 今後の目標について

輸入車が好きで、今の仕事に就き自動車業界に入って20年が経ちます。
メカニックの経験を経てコーンズへ入社し、パーツやワランティ業務を経験させていただき、メカニックとしての経験・知識を活かせる仕事がこれほどあるのだと身をもって実感しました。
日々進化する車に対して、どこまでも勉強し続けなければいけない職種ですが、今はお客様がフェラーリを所有する上で、フェラーリライフをどこまでも楽しんで頂けるサポートを、また安心してお乗り頂けるサポートをサービススタッフとして全力でバックアップしたいと思っています。

─ 転職を考えている方へメッセージをお願いします。

私自身、転職回数は多い方だと思います。主な転機は、最初に異業職から車業界への転職、そして次の転機はステップアップしたいと思う気持ちからの転職でした。
転職を考えている方が一度は耳にすること言えば、「転職すればするほど、最初の仕事より条件や待遇が劣る 最初の会社よりいい会社にはいけない」だと思います。
私は転職する中でコーンズが4つ目の会社になりますが、結果天職に巡り合うことができました。
自分が仕事に対してこうしたい、こうなりたいと言う向上心があれば 思いきって前へ進むべきだと思いますし、諦めなければ 遠回りするかもしれませんが、いつか必ず思うところへ辿り着けると思います。
コーンズはそういうやる気、思いを持って日々努力することが出来る方にはとても良い環境です。
努力すればする分 必ずそれ以上の力をつけさせてくれる会社でもあります。
なんとなーく転職、楽したい、1日8時間がただ過ぎれば良い..という方には、コーンズは皆モチベーションが高いので合わないと思います。